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2020/03/19 18:07

チャ…?

ポメ…??

チャンポメ……????

チャンドラポメロ………!!??

なかなか一度で聞き取れない。覚えられない。聞いたことない。もちろん見たことがない。

そんな珍しい柑橘が、チャンドラポメロです。

チャンドラポメロは、タイ原産の中晩柑(ちゅうばんかん)。ザボン(文旦)系の柑橘です。チャンドラはインド神話の月の女神のこと、ポメロはザボン(文旦)という意味です。チャンドラポメロは、文旦(ザボン)とグレープフルーツの交雑品種で、見た目はレモン色で文旦に似ていますが、中の実は可愛らしいピンク色、味はピンクグレープフルーツに似ていて、酸味や苦みは少なく食べやすいです。

爽やかなイエローの皮をむくと、ほんのりピンクの果肉がビッシリ!春を感じられる柑橘です。

そんなチャンドラポメロ、東南アジアではメジャーな柑橘なんです。以前、あおとくるに泊まってくれた旅好きのフランスの方が、「東南アジアに滞在した時は毎日のように食べてたよ~」って言ってました。私も東南アジアは、原産国であるタイやシンガポールに行ったことがあるし、ガイドブックも読んでいたのに、チャンドラポメロのことは知らなかった…!!!!ちなみに日本国内ではあまり流通していないので、希少柑橘と言われる部類に入ります。

実はこのチャンドラポメロ、サイズがとってもバラエティ豊か!晩白柚(ばんぺいゆ)のように徳大サイズもあれば、文旦サイズほどの実もあります。みかんの木よりも高さがある木に(でも枝はそんなに太くない)大きな実がついている様を見ると、落ちないのがとても不思議なくらい。大きい大きいと言ってますが、チャンドラポメロ単品の写真だとサイズ感が分かりにくいから、スーパー等で袋詰めされてて、見慣れているであろうみかんMサイズと比較してみたよ。↓


うん。みかん、ちっさ笑

 だいたいチャンドラポメロは1月頃から収穫して大丈夫なんだけど、あおとくるでは2月中旬から3月中旬くらいまでに収穫して、みかんを入れていた土蔵の貯蔵庫に保管します。おそして、3月くらいからぼちぼち産直などに置きに行くという感じです。

 チャンドラポメロは多くて200個程度しか収穫量がないので、市場等には出荷していません。いつも産直などで販売させてもらっているのですが、春休みやGWに友人知人に振る舞うと、とても喜んでくれて、すっかりチャンドラポメロを気に入って帰られるので、(需要ないかもしれないけど)思い切ってWEBショップでの販売をスタートしました。 


室内に置いているだけでも、爽やかでかぐわしい香りがぽわ~んと漂います。いま貯蔵庫はチャンドラポメロの香りに包まれています。実(柑橘の粒粒しているさじょう部分)はしっかりしているので、薄皮をむいたら、フルーツサンドにも使いやすいです。実のぷちぷちしている触感がやみつきになること間違いなし。そのまま食べても、ヨーグルトにも。皮は砂糖漬けにしても楽しめます。文旦と同じような楽しみ方ができます。

個人的には、酸味や苦みが少なく、ほんのり甘いので食べやすいなあと感じています。粒粒(さじょう)がはっきりしているので、その粒粒を活かしてサワーなんかもできそう。この機会に是非お試しください(*^^*)

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